10月12日(月) 晴れ
南澤先生は、指板上の音を暗記してはいないんだそうです。
では、どうやってソロギターをさらりとアドリブで弾くことができるのか?
コードの構成音からイメージして、メロディー近辺の弾いてはいけない押弦個所をイメージできるんだそうです。
私は、ギターのコードを単なるパターンで暗記しているので、各々の構成音をまったく把握していないのです。このため、南澤先生の作戦がまったく使えず、なかなかイメージができなかったのですが、いい本を見つけました。
いちむらまさき さんの
「ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論」
です。
一番の「目から鱗」は、「ローコードのEとAとDの各々の3か所の押弦部分が低音弦から順に5度、8度、3度になっている事。」
これを知るとコードの構成音を覚えるのがとても楽ちん。これには少々驚きました。
他のコードはこれらE,A,Dを指板上でずらして作るという考え方でコードを把握する。
例えば、キーがGの曲で、メロディが1弦の10フレ近辺で動くとき。10フレットセーハのAコードがちょうどGコードとなります。つまり、5弦10フレットがGルートで、12フレットの2弦が3度、3弦が8度、4弦が5度とわかります。
Gルートの移動ドレミで考えると、2弦の13フレットや3弦の11フレットは弾いてOK(3度と4度や8度と7度は半音なので)とわかります。Aコードでは1弦の10フレは5度なので、ここからも1弦の9フレと11フレはNG、とか考えるんですね。
加えて、
「ローコードのGやCやB7はEやAをもとにバレーで指板をスライドさせたGやCを開放弦を活用して変形したものと考えることができる」という説明にも「目から鱗」です。
ローコードのGは3フレバレーのEコードをベースに2,3,4開放弦と5弦の2フレ(3度)を活用する形。
ローコードのCは3フレバレーのAコードをベースに1,3開放弦と2弦の1フレ(8度)を活用する形。
と考える。という事。
これは面白い!
少し南澤先生の思考過程に近づけたような気がしました。